整体の先生とのふとした
会話から見えてきた、
サラリーマン脳では
越えられない壁。
起業や副業を目指す方へ、
最初に必要なマインドセット
についてお伝えします。
サラリーマン脳のままでは稼げない?起業家脳になるために超えるべき“自己投資と価格ブロック”の壁
この記事がおすすめの方
- これから自分のビジネスを始めようと思っている方
- サブスクや講座への自己投資に不安を感じている方
- 学ぶことに対して「お金がもったいない」と感じてしまう方
- 会社員の価値観が抜けずに前に進めない方
- 自分を信じることにまだ少し自信が持てない方
はじめに 〜整骨院の先生との会話から〜

月に一度の体のメンテナンスで、
いつもの整骨院に行っていたんです。
体を調整してもらいながら、
先生とビジネスの話をするのが、
毎回ちょっとした楽しみになっています。

その日も、
「人を育てるって難しいですよね」なんて話から、
「従業員から経営者になる時にぶつかる壁」
について盛り上がりました。
それはズバリ
――“考え方”の壁です。
どれだけ情熱があっても、
どれだけ技術があっても、
「サラリーマン脳」のままだと、
うまくいかないことが本当に多いです。
サラリーマン脳は、会社という
“組織の中”で働く人が
持ちやすい考え方。
起業家脳とは、
「自分の力で仕事を生み出す人」
が持つ考え方です。

サラリーマン脳と起業家脳は、
どちらが正しいというものではありません。
ただ、起業や副業を始めたいと思った時に、
思考の切り替えが必要になります。
今回は、「サラリーマン脳」
との向き合い方、そしてビジネスを
スタートさせるために必要な
“考え方のシフト”についてお話しします。
サラリーマン脳ではビジネスが始められない

新しいことを始めようとしたとき、
特にビジネスをスタート
しようとするときに、
見えない壁にぶつかることがあります。
・学びたいけどお金がかかる
・まだ稼げていないのに、
自己投資なんてムリ
・サブスクなんて贅沢だ…
そう思ったこと、ありませんか?
これらはすべて、
「サラリーマン脳」から
来ているかもしれません。
私自身も会社員時代には、
研修費や交通費はすべて会社持ち。
学ぶこと=会社が与えてくれるもの、
という感覚が当たり前でした。
私が銀行員の時の話

私が銀行に勤めていた頃、
業務に必要な研修や移動の費用は、
会社が全額出してくれていました。
でも、昇格要件に必要な資格試験、
例えば、「税務3級」「法務3級」などの
銀行業務検定という資格については、
自分で教科書を買って、
受験費用も自己負担でした。
それは、
「会社に評価されるために必要な投資」
だから、みんな当たり前のように
出していたんです。
でも、自分でビジネスを
始めようとすると、話は変わります。
学ぶことは確かに“経費”にはなるけれど、
まずは自分で払わないといけない。
その時に、
「自分で出すの、怖い」
「まだ稼いでないのに…」
という感覚になる方がとても多いです。
でも、これはこれまで置かれてきた
環境がそうだったからこそ生まれる
“思い込み”なんですよね。
会社が先行投資してくれて
いただけのことです。
サブスクに抵抗がある方は必ず読んで!

たとえばデザインツールの「Canva」。
私がLPやバナーを作る時に
欠かせないツールですが、
無料でも使えますが、
有料にするとできることの幅が
グンと増え、無料のものだけを
探す手間も減ります。
年間で約12,000円。
月あたりで考えると
1,000円の出費です。
でも、「まだ稼げていないのに、
そんなものにお金かけられない」
と感じる人が多いんです。
でも、それって考え方が逆だと思います。
「今の自分に足りない装備を
整えるからこそ、目標に近づける」
これが経営者的な考え方です。
そして、近い将来に
この費用を上回る売り上げを作る。
という覚悟が必要です。
富士山に登ろうとしてるのに、
サンダルで行きますか?
ちゃんとした靴、装備、ガイド…
すべて揃えますよね。
サラリーマン脳と起業家脳の考え方の違い

Canvaの有料プラン
(年間12,000円)を前にしたとき:
- サラリーマン脳:
「まだ稼げてないし…本当に必要かな?」
「無料でなんとかなるでしょ」 - 起業家脳:
「これを使えばLPやバナーがきれいに作れる」
「必要な装備だし、月1,000円なら回収できる」
自己投資は「未来の自分」へのチケット

銀行時代、たくさんの経営者の方と
接する機会がありました。
多くの方が、「借金=悪」ではなく、
「お金がお金を生む仕組み」
として融資を活用しています。
「開業資金が足りないから始められない」
ではなく、
「必要な資金を借りて設備や環境を整え、
しっかり稼いで返す」という考え方。

もちろん、無計画ではいけません。
「いつまでにこれだけの商品を売る」
「このくらい集客して、こうやって収益化する」
そんな計画を立てて、事業計画書を作る。
これは法人だけでなく、
個人事業主でもとても大事な視点です。
先にお金をかけるからこそ、
未来にリターンがあり、
リスクがあるからこそ、
リターンがあります。
普通預金では、金利は1%以下。
投資をするとどうでしょう?
普通預金よりは高いですよね。
10%、20%のものもあります。
考え方は基本的には同じですよね。
ガイド(=コンサルの先生)をつけたから、私は迷わなかった

私が開業前にやったこと。
それは、“コンサルタントの先生”に
指導してもらうことでした。
これからビジネスを
始めようというのに、
何が正解で何が間違い
なのかも分からない。
だったら、お金を払ってでも
最短ルートを知っておきたい。
そう思って、
月に約3万円の自己投資。

会社員の友人に話すと
「高いね!」と言われましたが、
私はむしろ安いと思ったんです。
それは、“遠回りしなくて済む”から。
そして、1年目からそれ以上
稼ぐと決めていたからです。
自分ひとりで情報収集して、
あれこれ試して、
うまくいかずにまたやり直して…
その時間と労力を思えば、
最初に道を示してもらえるって
本当に価値があるんですよね。

富士山に登るとき、天候が崩れたら、
地図が読めなければ、
命に関わることもある。
でも、プロのガイドがついていれば
安心して進めるし、
確実に登頂できる確率も高くなる。
そんな風に、
私は最短で登れる方法を選びました。
自分を信じられるかが、すべての分かれ道

「お金がないから、学べない」
「稼げるようになったら、投資しよう」
それでは、いつまでもスタート地点に立てません。
大事なのは、
「私はこれを学んで、
これから稼げるようになる」
と、自分を信じる力。
ビジネスは、
“自己信頼”から始まります。
未来の自分の可能性に投資できるか。
その一歩を踏み出せるか。
それが、これからのあなたの未来を
変える鍵になると思います。

じゃあ、どうやったら
自分を信頼できるようになるのか?
これは私の持論ですが、
「自分との約束を守っているかどうか」
だと思っています。
私は起業を決めた時に、
365日Instagramとブログを
投稿しようと決めて、続けました。
それが自分への信頼の基になっています。
毎日する必要はなく、
自分が決めたペースで長くやることが
他者からの信頼と自分自身の信頼に
つながると考えています。
価格のブロックを越えられるかが、起業家脳への分かれ道

お金を受け取るにも
ブロックがある方も多いです。
だからこそ、
最初から高く設定するのが怖い…
という方には、「モニター価格」や
「トライアル価格」もおすすめです。
「一般の方は◯名まで無料で受け付けます」
「最初の5名様は特別価格で」
そんな風に、まずは自分が
「経験させてもらう」ことに重点を置いて、
「それ以降はこの金額でいただく」と
覚悟を持って決めておくことが大切なんです。

私自身は、銀行で大きな数字を
日常的に見ていたので
価格に対する抵抗は
ほとんどないのですが、
それでもLP制作を始めた時は、
まずは知ってもらわないといけないと思い、
最初は1万円からLP制作をスタートしました。
そこから経験と実績を積みながら、
3万円 → 5万円 → 10万円と
価格を段階的に上げていき、
今では定価を20万円にしています。
もちろんこれは、
ただ価格を上げたのではなく、
その人との関係性や、自分が提供できる
価値・対応力が上がったからこそ。
大切なのは、
「ずっと安い価格で続ける」のではなく、
経験を重ねながら、
価格と自分自身の価値を
育てていくことです。

そして、価格のブロックを越えるには、
信頼できる誰かの後押しもとても有効。
自分ひとりでは決めきれない時には、
コンサルや信頼できる先輩に
相談してみると、思いもよらぬ一言で
背中を押してもらえるかもしれません。
価格の設定は、
ただの「金額」ではなく、
自分の覚悟と信頼の証。
だからこそ、
誰かの意見を取り入れながらでも、
最終的には「自分で決める」ことが、
ビジネスの第一歩だと考えています。
自分の中で腹落ちしないと
上手くいかないですよね。
実際の価格設定の例

これから紹介する例は、
以前整骨院の先生と
LPを作ろうとした時の
実際のやりとりから得た学びです。
巷の整骨院の料金は
だいたい1時間5,000円前後。
最初、先生が提示してきたのは、
一般の方が5,500円、
アスリートは8,800円という
細かな価格設定でした。
ですが、私はその3,000円の差に
「中途半端さ」と「見え方の弱さ」
を感じました。
私は思い切って提案しました。
一般のお客様は11,000円、
アスリートは22,000円にしてはどうかと。
理由は明確です。
たとえお客様の数が半分になったとしても、
単価が倍になれば売上は変わらない。
そして、アスリートという
“特別な価値”を求める
お客様から見たときに、
一般の方とたった数千円の差では、
「自分たちに特化したサービス」
という特別感が感じにくいかと。
実際、アスリートは自分の体に対して
投資する感覚がある人が多く、
むしろ安すぎると
「本当に大丈夫?」と
逆に不安になることもある。

安い=いいこと
では必ずしもないということです。
そして、価格を上げることで変わるのは
「お客様」だけではなく、
「提供する側の気持ち」なんです。
実際、11,000円をいただくことで
「最高の施術をしよう」
というマインドに切り替わり、
その後、アスリートの22,000円の施術にも
自然と自信を持てるようになったんです。

価格のブロックは、
「これまでの経験」や「置かれている環境」
から生まれるもの。
でも、そこを乗り越えられるかどうかが、
経営者としての器を広げる
大きな鍵だと感じています。
自分ひとりで決めきれない時は、
信頼できる第三者、
コンサルなどに背中を
押してもらうのもひとつの手。
価格設定は、
「誰のために、どんな価値を届けるか」
を決める大事な作業。
だからこそ、最初に“覚悟”を持って
決めることで、すべてが
動き出すと思います。

また、第三者に背中を
押してもらった時に
大事なのは、「素直さ」。
素直に実行していく方は、
伸びるのが早いです。
比較表:サラリーマン脳 vs 起業家脳
サラリーマン脳と起業家脳の違いを
表にまとめてみました。
点 | サラリーマン脳 | 起業家脳 |
---|---|---|
お金の考え方 | 給料は「もらうもの」 | お金は「生み出すもの」 |
学び | 会社が用意してくれる | 自分でお金を払って学ぶ |
時間の使い方 | 決められた時間で働く | 自分で時間を使う・選ぶ |
成果の概念 | 働いた時間が評価される | 売上や提供価値が成果になる |
安定思考 | 安定が一番、安全第一 | リスクをとってチャンスをつかむ |
意思決定 | 上司や会議で決まる | 自分が決める、自分で責任を持つ |
投資の考え方 | 先にお金を出すのは不安 | 必要な装備には先に投資する |
サラリーマン脳=悪ではありません。
ただ、起業・副業するときには
“起業家脳”にシフトすることが
必要だと考えています。
まとめ|サラリーマン脳のままでは稼げない?起業家脳になるために超えるべき“自己投資と価格ブロック”の壁

起業や副業を目指すとき、
多くの方が最初にぶつかるのが
「自己投資」と「価格設定」の壁です。
これは会社員として働く中で
身についた“サラリーマン脳”
の影響が大きく、
「お金を払って学ぶのは贅沢」
「価格を上げるのは怖い」
と感じるのは自然なことです。
必要な学びにお金をかけることは、
未来の自分への準備であり、
価格設定は自分の価値を
認める行為でもあります。
最初は不安でも、
モニター価格から始めたり、
誰かのアドバイスを受けながら
進めば大丈夫。
経験とともに、
価格も自信も育っていきます。

結局、自己投資や価格のブロックを
超えられない人は、
「失敗したくない」
「それはやりたくない」って、
矢印が“自分”に向いて
しまっていることが多いと感じます。
でも何かを届けたい、
誰かの役に立ちたいと願うなら、
その矢印は“未来の自分”や
“お客様”に向いているはず。
今の自分の不安や恐怖、面倒臭さよりも、
これから出会う誰かの笑顔のために
という視点に立てた時、
自然と一歩が踏み出せるように
なると思います。
「覚悟ができるかどうか」
ではないでしょうか?

大切なのは「私はできる」
と信じて一歩を踏み出すこと。
参考にしていただけたら嬉しいです。
今日も最後までご覧いただき
ありがとうございました。
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