自分のビジネスを守りながら、
お客様にも喜んでもらう
「かしこい値付け術」について
本日はお伝えします。
値上げは悪じゃない!お客様に納得されながら利益を守る“かしこい値付け術”
この記事がおすすめの人
・食材費や原材料費が高騰して、
今の価格設定では厳しく感じている方
・ 値上げしたいけれど、
「お客様が離れてしまうかも…」と不安な方
・ ビジネスの利益をしっかり守りながら、
お客様にも納得してもらいたい方
はじめに
先日スーパーに行った時のこと。
生姜を探していたんです。
あったー!203円!
「えー!」

私は2年半前まで、
中華料理教室をしていたのですが、
その頃は、生姜は1袋99円
くらいだったのですが、
なんと倍になっていて驚きました。
小さな食材ひとつでも
ここまで上がるなら、
教室の材料費はどんどん増えます。

でも、値上げは正直こわい…。
「お客さん、来なくなったらどうしよう?」
「長く通ってくれてる方に申し訳ない…」
そんな気持ちで、ギリギリまで
今の価格で頑張っている方も
いらっしゃるかもしれません。
けれど、限界まで無理をすると、
心も体も疲れてしまう。
そして何より、好きなはずの教室が、
だんだん苦しくなってしまう…。

儲からなければ、事業は続かないもの。
「値上げ=悪」ではありません。
大切なのは、お客様が納得できる形で
「価値」を伝えること。
自分のビジネスを守りながら、
お客様にも喜んでもらう
「かしこい値付け術」について
本日はお伝えします。
値上げは悪じゃない!利益を守るための考え方

「値上げ」はお客様を
裏切ることではありません。
むしろ、事業を続けていくためには
必要な選択です。
続けられなければ、
お客様にサービスを
届け続けることもできません。
値上げが必要になる3つの理由
①原価の高騰

食材費、材料費、光熱費、
配送費などが上がれば、
その分を価格に反映しなければ
利益は減る一方です。
②事業の価値向上

経験を積むほど、
教えられる内容は濃くなります。
価格を見直さないと、
自分の価値を安売りしてしまいます。
私自身もLP制作の値段は
毎年上げています。
クオリティは年々上がっているし、
しかも短時間で納品できるように
なったからです。
③自分の労働価値の見直し

ギリギリの価格では、休みも取れず、
好きな仕事が苦しくなるだけ。
自分の価値を改めて見直してみましょう。
ちなみに私は、戦略的な理由がない限り
1時間11,000円以下の仕事はしない
と自分の中で決めています。
つまり時給が11,000円だということです。
値上げを恐れた結果のリスク

- 利益が出ないから、サービスの質が下がる
- 疲れ果てて、お客様にも余裕のない対応になる
- 価格を上げないせいで“安い人”というイメージがついてしまう
結論:「値上げ」はお客様を守る行動でもある
正しく伝えれば、お客様は
「これからも続けてほしいから、
応援したい!」と思ってくれます。
「値上げ=お客様が離れる」
という不安は多いですが、
ポイントはお客様が納得する
「理由」と「価値」の伝え方です。
ここでは、安心して値上げできる
3つの方法をご紹介します。
値上げをお客様が納得する「かしこい値付け術」
① 価値を「見える化」する

値上げに対してお客様が「納得」するには、
「なぜその価格なのか」
「その価格で何が得られるのか」
を明確に伝えることが大切です。
料理教室の例

・レッスン後も安心!“復習動画”をプレゼントするので、
いつでも自宅で復習でき、作り方を忘れる心配がありません。
・ 3ヶ月間LINEで質問し放題で、
『塩麹の保存方法は?』『アレンジレシピは?』など、
疑問があればいつでも講師がサポートします。
『作って終わり』ではなく、
日常でしっかり活用できる
サポート体制が整っています。
SNS集客セミナー講師の例

参加者特典として、
“プロフィール改善チェックシート”
をお渡しするので、セミナー後
すぐにあなたのアカウントが
“申し込みにつながる”導線になります。
「具体的な特典」や
「即効性のあるツール」を
提示すると効果的ですね。
②「セット」や「コース」で付加価値をつける

単純な値上げではなく、
「お得感」を出すのも効果的です。
単発からコース形式にすると、
自然な価格調整ができます。
例:
- 1回5,000円 → 3回コース13,500円(1回あたり4,500円)
- コース申込特典として「特製レシピPDF」や「動画アーカイブ」プレゼント
在庫リスクを抑えながら利益を伸ばす「プラスワン戦略」

原材料費が高騰しても、仕入れが不要な
「在庫を持たないビジネス」を取り入れることで、
収益を安定させることができます。
ここでは、リスクを抑えながら
利益を増やす3つの方法をご紹介します。
① デジタル商品を作る(在庫ゼロの収益源)

デジタル商品は、
一度作れば何度でも売れ続けます。
・レシピ集(PDF販売)
・動画講座(オンラインで繰り返し販売可能)
②知識を商品にする(コンサルやアドバイス)

「自分の経験」も立派な商品になります。
「教室運営の相談」
「集客のアドバイス」など、
自分の経験を“商品”に変えるのもおすすめです。
③定額サービス(サブスク型)で安定収益をつくる

月額制のサービスは、
一度契約すれば毎月安定した収入が入ります。
・月額制のLINEレシピ配信
・オンラインサロンで料理相談やQ&Aコーナー
値上げの際の伝え方:お客様が納得する4つのポイント
値上げは「伝え方」でお客様の印象が
大きく変わります。
ここでは、お客様に納得してもらうための
伝え方を4つご紹介します。
① タイミングを見極める

値上げは「新年度」「新メニュー導入」
「リニューアル」などの
タイミングがベストです。
「この機会に新しくなるんだ」
とお客様も前向きに捉えやすくなります。
② 価格改定の対象を工夫する(新規のみ値上げなど)

「既存のお客様は据え置き、
新規の方だけ値上げ」することで、
常連のお客様は安心し、
新規からは適正価格で利益を確保できます。
例文:
「2025年4月1日より、
新規のお客様は新価格となりますが、
これまで通ってくださっている皆様は、
感謝の気持ちを込めて、
現行価格のままとさせていただきます。」
この方法は、
「大切なお客様を特別に扱っている」
という印象を与え、信頼感が高まります。
③正直かつ前向きに理由を伝える

お客様は「なぜ値上げするのか」が
分かれば納得してくれます。
正直かつ、前向きな理由を伝えましょう。
例文:
「昨今の原材料費や運営コストの高騰により、
サービスの質を保ちながら継続するため、
新規の方は価格を改定させて
いただくことにいたしました。
これまで支えてくださった皆様には、
引き続き変わらぬ価格でお楽しみいただけます。」
④価格以上のメリットを伝える

「値上げ=損」ではなく、
「値上げ=さらに良いサービス」に
感じてもらうことが大切です。
例:
- 新価格で申し込む方には「レシピ動画を無料で提供」
- 「レッスン後のフォローアップ期間を延長」
値上げは怖いものではなく、
伝え方次第で「信頼」を深めるチャンスになります。
まとめ

価格高騰の時代に、
利益を守りながらお客様にも
納得してもらうためには、
「価格」ではなく「価値」で
選ばれるビジネスをつくることが大切です。
値上げは、お客様を大切に
するための選択でもあり、
伝え方次第で信頼を
深めるチャンスになります。
今日お伝えしたポイントを改めてまとめます。
- 値上げは悪ではなく、
事業を続けるための大切な選択 - お客様が納得する「価値」を
しっかり見せることが重要 - 既存のお客様は据え置きなど、
値上げの対象を工夫する - 在庫を持たないデジタル商品や
コンサルで収益を安定させる - 値上げは、理由とタイミング、
伝え方を工夫すれば信頼を深められる
価格ではなく、
「価値」で選ばれる
ビジネスを目指しましょう!
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